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2025.10.15
立誠コラム
質問「第1志望の公立高校はどうやって選んだらいいの?」
志望校はこうやって選ぼう!
こんにちは。京都市山科区・椥辻駅から南へ徒歩5分にある学習塾「立誠学院 椥辻南校」教室長の佐々木上です。
立誠学院の第1号店が開校して以来、現在16校舎まで拡大した立誠学院グループですが、いずれの校舎も、高校入試における第1志望合格率が9割を下回ったことはありません。特に私立高校の合格率は、毎年ほぼ100%を誇ります。
私たちは授業のプロであると同時に、入試の分析や、進路指導の専門家集団でもあります。今後、不定期になろうとは存じますが、京都府の高校入試について、お伝えさせていただきます。
京都府の公立高校
2025年現在、京都府には50以上の全日制高校があります。
学校や塾の先生には、「2年生のころからオープンキャンパスに足を運びなさい」と言われるかもしれませんが、すべての学校をめぐることは、とてもできませんね。
公立高校の選び方(通学圏について)
まずは、自分の「通学圏」を知りましょう。
たとえば、京都市(乙訓通学圏)にいる生徒が、宇治市(山城通学圏)にある城陽高校を受験することはできません。それだけで、まずは学校が絞れますね。仮に、あなたが乙訓通学圏の生徒であれば、受験できる公立高校は、全部で21校です。
ただし、「桃山高校・自然科学科」や「鳥羽高校・グローバル科」などの専門学科は、いずれの通学圏からの受験も可能です。
そしてまた、日吉ケ丘高校など、通学圏を越えて若干名の募集を行う例外もありますが、その場合は、難易度が急上昇します。学習塾で発表される偏差値一覧や「京都V模試」「五ツ木模試」等の合否判定だけでは、その難易度を正確には測れません。ご注意くださいね。
公立高校の選び方(入試難易度について)
現実的な問題として、自分が気に入った高校が見つかっても、当然、入試で合格しなければ、その学校に入学することはできません。
まずは自分の学力(学校の内申点や、模試の偏差値など)をもとに、ある程度の範囲まで、選択肢を絞りましょう。ただし、当然のことながら、いまの学力で、あこがれの学校を諦めたり、受験校を決めつけてはいけません。受験に向けて、正しい努力をすれば、学力は当然、いまよりもずっと上昇するからです。

上記は、立誠学院グループで作成した、各高校の偏差値一覧から、その一部抜粋したものです。
塾生にはもちろん、毎年実施する「高校入試分析会」にて、外部の保護者の方にも、お渡ししております。
なお、来年度(2026年度)は堀川高校の探求学科群、嵯峨野高校の京都こすもす科がなくなり、普通科と統合されるなどの変更点にも、ご留意くださいね。
公立高校の選び方(学校の特徴について)
京都府教育委員会においては、従来のスクールガイド(パンフレット)の配付に加えて、昨今はスクールガイドの動画版が公開されています。
正式名称は「まるごとスクールWeb」です。

各学校の外観や所在地、授業の様子、体育祭や文化祭の動画が見られます。学校に行く前に、まずは紹介動画で、その学校のイメージをつかむことをお勧めします。
最後に
公立・私立に限らず、偏差値のみで学校を選んではいけません。
ネット上の口コミや、友達同士のウワサ話にも流されすぎないように。自分の価値観で、自分が行きたい高校を探してください。

【この記事を書いたひと】
佐々木 上(ささき じょう)先生
立誠学院創業メンバーの一員。「椥辻南校」教室長。
各授業大会の優勝実績はナンバーワン。生徒・保護者からの信頼も抜群。
好きな食べ物はランチパックとコーヒー。苦手なのはスポーツ全般。50m走はもはや完走できる自信がない。